観劇と推しへの記録

観劇したものへの個人的主観すぎる感想と推しについて勝手に話してます

どこまでも眩しいアイドル「アンプラネット」

 

 

6月8日、ミュージカライブ『アンプラネット―ボクの名は―』 | Nelke Planning / ネルケプランニングの初日参戦の為、紀伊国屋ホールにキンブレと団扇を振りに行ってきました。

 

今から書くこの記事はいつものことながら盛大なネタバレが多く含まれます。まだまだ公演期間中である為これから観劇予定の方は読むことをお勧めしません。

 

 

さて。

私がドルステと出会ったのは「プレゼント◆5」が始まりでした。彼らについて記すと話が逸れてしまう為割愛しますが、つまりは私は彼らに出会ってからずっとネルケプランニングによるアイドルステージを追いかけているわけです。

ドルステって設定が細かくて、キャラクターとそれを演じるキャストは別人っていうアナザーワールド設定が共通認識の舞台。人にドルステとはなんぞやと言う事を説明する時は随分とこの辺りがややこしく説明しづらい設定だなって思う事もあるんですけど、この設定に順応し出すとすっごく楽しいんですよね。

今回観劇した「アンプラネット」はドルステシリーズ第四弾のアイドルです。ちなみに「プレゼント◆5」は二弾目。この2つの間には「CHaCK-UP」というアイドルグループが存在します。アナザーワールド設定を無視して説明させて貰うとこの「CHaCK-UP」には崎山つばささんや本田礼生さん中尾暢樹さんなど舞台界隈では名の知れた方が出演されています。

ドルステで経験と知名度を高めて大きな舞台へ羽ばたいて行く。ドルステはそういう舞台だという認識が私の中にはあります。各々のキャストさんが別のお仕事で忙しくなるとどんどん全員が揃うことがなくなるのがドルステの悲しいところ。「プレゼント◆5」はその関係でドルフェス2015にて解散が発表されました。また「CHaCK-UP」も単独舞台を全3作に加えライブイベントを行なっていますが、皆さん徐々に知名度を獲得し最初の一作目以外に全員揃って舞台に立った作品はありません。とても寂しい。

そんな「CHaCK-UP」のエピソード0にて初登場したのが「アンプラネット」。「CHaCK-UP」が惑星アイドルなのに対してまるで弟分のように出てきた準惑星アイドル「アンプラネット」は本当に可愛い。結構簡単にハマってしまうちょろいオタクなんです。でもその作品ではそこではあまり彼らについての情報を得る事は出来ていませんでした。主役は「CHaCK-UP」なのでね。

しかし2016年。とうとう彼等「アンプラネット」の単独公演が決まりました。やったーー!公演タイトルが『アンプラネット』!!!!両手を上げて喜びました。

 

芸能の名門校である私立SOJ学院。
今期の選抜コースに選ばれたのは、海月璃紅(かつきりく)、近江蒼(おうみあおい)、黄楊いるか(つげいるか)、翠木真滉(みすきまひろ)の4名だった。
惑星アイドル「CHaCK-UP」の大ファンだという4人は、自分たちを準惑星アイドル「アンプラネット」と名づけ、更に美波日音(みなみかのん)をどうしても自分たちのアイドルチームのリーダーにと懇願する。
日音の所属を認めるかどうかは、本人の意思は勿論、CHaCK-UPのメンバーである鳴上林檎(なるかみりんご)と美野アカネ(よしのあかね)の意見も考慮されることとなった。
そんなある日、日音がぷっつりと姿を消してしまう。
海月や鳴上が探し回る中、美野がある男に向かって口を開いた。
「どうしても手に入れたいからって強引なのはよくないです」
日音はどこに行ったのか?美野は何を知っているのか?
新たな宇宙の物語が、今、始まる―。

 

上記がアンプラネットの公演概要でした。

簡単に重要な点だけをネタバレをしてしまうとアンプラネットのメンバーは本物の宇宙人で、地球にいる今は人間に寄生している形です。そんな彼等が美波日音(CHaCK-UPでいうポミィ)を勧誘したのはポミィの中に彼等の姉が入ってしまってしまっており、ポミィの中で姉が眠りについている為なんとか起こして連れて帰りたいというもの。

観劇した感想は結構ハチャメチャなストーリーで最後まで見てもよく分からない点が浮上してくるんですけど演出は面白いし、何よりどこまでもシスコンで必死なアンプラちゃん達が可愛い。ストーリーパートもライブパートもまだまだ下手な彼等が懸命にアイドルとして生きている姿が可愛い。そういうの大好きだし、ついついその姿が初期のプレ5ちゃん(プレゼント◆5)とかぶる。

あと何タイトルしてくれるかなあって期待に胸を膨らませながら千秋楽で拍手してキンブレを振るっていう器用な事してたんですけど、私はここで重大な事に気付いてしまったわけです。

 

ミュージカル『テニスの王子様忍足侑士役:井阪郁巳

 

いやそうだったわ!!!!アンプラネット公演中に氷帝キャストさん数人がいらっしゃっていたのをお見かけした時は、そうだった!ってなったのに公演が楽しすぎてすっかり忘れてましたわ!!!

アンプラちゃんはほんとみんな可愛くて箱推し〜〜みたいなところあるんですけど、何よりもセシィの登場時から片時も目が離せなくなるぐらいお顔が好き。途轍もなくタイプ。あのお顔からでる高めのハスキーボイスがこれまたツボ。そして紳士的で気苦労が絶えないその性格もいい。いやめちゃくちゃ好きです最高。そんな彼の調査員(キャスト)がテニミュって!少なくとも2公演は戻ってこれないじゃないですか。とか思ってたらチームライブにドリームライブまでしちゃって結果的に彼が帰ってくるのにも1年以上かかりました。くそぅテニミュめ。全タイトル惜しげも無く通いましたけど。これまた最高に楽しかった。

それでも当時は半年後にはもう一度「アンプラネット」公演があると思ってたんです。最悪セシィ抜きでするかもしれないとか思ってました。彼がいなくてあの大変なグループ纏まらないよ?!エリィの暴走のせいでマーニィが大変な間に合っちゃうよ!とか言ってたんですけど、そしたらね。

 

あんさんぶるスターズ! On Stage』大神晃牙役:赤澤遼太郎

 

エ、エリィ……ってなりました。つらい。

私アプリゲームっていうか作業ゲームがそこまで得意じゃないので詳しいストーリーは存じあげないんですけど、大神くんって知ってる。フォロワーさん達がいつも愛でてるワンコって奴だ……。

ネルケプランニングはもうあんぷらちゃんの公演を開催する気はないんだ…ってなりました。間にチャックちゃん(CHaCK-UP)のETLというライブ模様を映画館で上映するイベントがあったりしたんで供給はそこそこあったんですけど、私は!あんぷらちゃんが!みたい!

しかしここでまあ大変なことが。

石川正人さんが事務所解雇

色々問題あったらしい事はあんぷらちゃんを追ってる身としてはそこそこ耳に入ってきてたんですが、いやもうアンプラネット単独公演絶望的じゃないですか。頭抱えました。

でもその一週間後ぐらいだったように思います。

 

『アンプラネット』新作公演決定!

 

歓喜です。「えっやるの?!できるの?!!?」っていう驚きも大きかったんですけど、同時にされたキャスト発表に両手を上げて喜ぶ成人女性。発表当時の浮かれっぷりはアンプラちゃんを知らないフォロワーさん達にも祝福される程でした。ありがとう皆さん。

案の定サティの名前はなかったんですけど上記にも記した通り彼ら宇宙人は寄生タイプなんでいつの日か別の人間に寄生し直して帰ってきてくれると信じて今回は喜びしかなかった訳です。

申し訳ないながら愛と財力が見合わないオタクなのでこんなに念願叶ったのに全通は出来そうにもなかったんですがとりあえず初日と千秋楽は確保。先行チケットが先着だったんですけど、なんだか初日、千秋楽、前楽辺りが数分で完売したそうで。ファン層を確実にして戻ってきたアンプラネット調査隊凄い。

そしてライブパートのゲスト発表が。学園長にアンプラネットには欠かせない先生 三ツ矢さん。そしてそして何よりも祐様!!!二度見しました。祐様って私の知ってる三日月のリーダーの祐様ですか???いやほんとに?しかしそこに何故か最近まで私が見慣れていた名前が。というか、発表の時点で彼が出演する舞台に通ってました。上記で記載した通り、井阪郁巳くんを追いかけてテニミュ通っていたので当たり前の声援をみんなサンキューする忍足な井阪くんに声援を送るために水道橋やら大阪やらへ。そんな井阪郁巳くんとこれでもかってぐらい仲良しな俳優さんがいたんです。跡部景吾役の三浦宏規くんって言うんですけどね。ゲストに「三浦宏規」の文字を見たときは二度見どころか四度見ぐらいしたし「えっ三浦くん関係なく無い?!なんなの?!」とかいいながら指が勝手にチケット2公演分程増やしてましたね。ええ。

 

そんな公式発表に振り回されながらも楽しみに今か今かと指折り数えて公演が始まるのを待ってました。調査隊が更新する稽古場レポが私の生きる糧となる。

個人的に初日である8日に予定が入ってしまい絶望的になりながらも必死に予定調節したおかげでなんとか無事に観劇するとこが出来ました。

 

久し振りのドルステの現場にどのような気持ちで臨めばいいのか分からずソワソワしながらチケットをもぎってもらうと、入場時点で光る宝石モチーフのブレスレットが渡される。なにこれ。客席開場すらまだしてないのに既にめちゃくちゃ楽しい。

今回私はとりあえず初日はアクキーのみ購入予定だったんですけど、いざ物販レジについてみると「生写真⑤」という文字の下に「こちらにはネタバレが含まれます」という注意書き。ご丁寧にそれだけ裏向きで並べられている。御察しの通り好奇心に負けて購入しました。

ここでこの記事を読む上で思い出して欲しいのがドルステに関わりのないゲスト「三浦宏規」の発表とこの公演にはサティがいないということ。生写真⑤を受け取ってから開くまでたっぷり10秒ぐらいかけました。心臓がすごい音立ててました。こわい。結論からいうならその写真は間違いなくサティだったんですけど、三浦くんではなかったです。いやもうなんで三浦くんゲストなの。こっちは振り回されまくりだよ。

でもまさか今回サティが配役されていると思っていなかったからびっくりしました。お顔は見たことのない方で全然誰か分からなかったんですけど、公演後にTwitterでlbuさんという方が新しくアンプラネットの調査隊になったと呟いていらっしゃいました。私は「サティ」という双子の片割れが好きなわけで、元々のサティの調査隊員が特別好きなわけではなかった為にさらっと受け入れる事が出来たのですが、もし両方好きな方がいらっしゃったら突然の爆弾に心を痛めるんじゃないだろうかとか思いつつ。サティが出ますって匂わせる感じも無かったから、今回見送ったサティ推しの方に出るよーって伝えてあげたい。

 

紀伊国屋ホールに入るのは多分前回の「アンプラネット」以来だったので劇場の空気にまたワクワク。セットも相変わらず可愛い。セットのお写真はこちらの記事が一番わかりやすいので是非

 

始まってみればもうはちゃめちゃに可愛いの連鎖。てっきり今回もSOJ学院が舞台なのかと思って来ていたので登場時の衣装が制服じゃないことにびっくりしたしかっこよすぎる。マーニィのヘアバンドが犬の耳みたいに垂れ下がってるのはちゃめちゃにキュートだしエリィの喧嘩番長みたいな衣装もおバカさが体現してあって思わず笑みがこぼれちゃうし、なによりセシィの衣装。なんだそれ。なんで1人だけ英国紳士みたいなベスト羽織ってるの最高。そして相変わらず足が長いな何頭身なんですか彼。「はわぁ……」ってリアルに声あげたのは長年オタク生活してますけど初めてです。

そして今回は『ミュージカライブ』と銘打ってるだけあってすっごい歌う。最初のM1とか、今からキラキラしたものが始まるよって教えてくれるあの感じ。何よりも驚いたのは歌唱力と演技力あんなに駆け出しアイドルの頃は下手だったのに1年色んなところで経験を積んで来た彼等はファン層よりも何倍も成長して「アンプラネット」に帰って来てくれました。泣くかと思いました。多分同じく彼等のデビューから追いかけて来た人たちはみんな同じ気持ちだと思います。案の定隣の席だった方も両手で口を抑えて驚いてました。気持ちわかるよ。

ちなみに、今回の公演のストーリー概要はこちら。

闇の便利屋 ポミィへの新しい依頼は、宝石をあるところへ届けるというもの。
道中、宝石の美しさに惹かれ、戯れに身につけてみたポミィ。
途端に意識が遠ざかり・・・目を覚ますと、別の人格になってしまっていた!
「わたしのカラダが、オトコのコになってる!?」

そんなポミィを狙う4人の影と、
再び立ちはだかる、小さすぎるハットをかぶるあのオトコ―――

それぞれの目的とは?
宝石の真の力とは?
ポミィは元の人格を取り戻すことができるのか!?

準惑星アイドル アンプラネットが舞台に挑戦!
―――欲しいものは、ヒトツだけ―――

 

(公式サイトより)

 

今回の加藤真央さんは少年ハリウッドの彼でもSOJ学院の先生でもなく、アイドルを目指すローザくんという役所で、最初の方にソロ曲があって歌って踊ってくれるんですけど、その曲でバックダンサーを務めるピンク色のTシャツの彼がローザくんが投げた鞄を受け取って片足で暫く静止しなきゃいけないシーンがあるんです。その間ローザくんは喋ってるから動いちゃいけないんですけど、体制がキツすぎてずっとプルプルしてるのを見てると早く、早く終わってあげて!という気持ちになっちゃうので是非見てあげてください。あれは絶対応援したくなる。

今回あんぷらちゃん達が探しているのはお姉さんであるポムリアの意識が眠っている宝石。それはなんとアイドルを発掘する銀河アイドル選手権の優勝商品。開催期間は3日間あるから別の人の手に渡ってまた行方が分からなくなる前に盗んでしまおうという前作の怪盗設定を引っ張る話。

そこでのエリィが相変わらずおバカで本当に愛おしいしマーニィのツッコミの気苦労も健在。それを微笑ましく見守るセシィは言わずもがな。大声出して何度も「シィーーー!!」ってやられて自分の口元を手で抑えるエリィあざといよ。

その後便利屋ポミィと掃除屋ヴィーの登場に会場中が笑い声をあげる。懐かしいよ〜お帰り〜〜っていう気持ちと相変わらずなヴィーちゃん。彼等はもうずっとこの舞台のテンポを作り上げてくれる。ポミィが運んで来たのが、例の宝石なんですけど興味本位でその宝石を抱き抱えた瞬間に意識を彼等の姉、ポムリアに乗っ取られてしまうんです。その瞬間の変わりようやいなや。とてつもなく可愛い。歩き姿一つとっても動作が女子。そんなポムリアの暴走からポムリアとヴィーちゃんはアイドル選手権に出場する事に。ポムリアに帰って来てほしいあんぷらちゃん達もポムリアの「あなた達がこのコンテストで勝ったら戻ってあげてもいいわ」という我儘に振り回され出場決定。そんなこんなで始まった銀河アイドル選手権。詳しい流れを話すときりがないので割愛しますが、あんぷらちゃん達はローザくんとチームを組む事になります。

ポミリアとヴィーちゃんは女装して登場してコテコテのアイドルソングを歌うんですけど、破壊力が凄い。会場中から歓喜の悲鳴が上がる始末。ヴィーちゃんの可愛さが限界突破って感じでした。外ハネヘアー可愛い。男言葉に戻るとすかさずポムリアに「ヴィーちゃん可愛くない」「ヴィーちゃん笑顔!」って言われてちょっと古めかしいぶりっ子な言葉遣いになってほっぺに人差し指突き立てて首傾げるの本当にあざとすぎる。

それに対して今回のアンプラネットはどこまでもかっこいい。ダンスもキレがあって俊敏。最初はポムリアを手に入れるために参加したのにいつの間にかローザくんの純粋な「アイドルになりたい!」っていう気持ちに感化されちゃうあんぷらちゃんがとても男の顔ですごい好き。

最初に配られた宝石型のライトブレスレットはこの選手権の決勝戦で一番輝いたアイドルグループの色に変わるよっていうものなんですけど、これは全て出来レースでみんなのライトが制作側の思い通りに光るようになっている。

機械を操る人を見つける為には、ローザくんと共に決勝のステージに挑むことはできない。そんなのは嫌だ。でも見つけない限りローザくんが優勝してアイドルになる事は絶対にできない。そんな葛藤に悩むエリィにポムリアが「エリィは本当に馬鹿ね」って話を聞いてあげる。「エリィが本当に欲しいものは?」その問いかけに笑顔になるエリィが眩しいしそれを見て微笑むポムリア。姉弟って素敵だなあって。

「欲しいものは全て!」なんてなんとも彼らしい答えをだしたエリィは最終的にはシステムがある場所を爆発させる。いやほんとお馬鹿。一緒になって作戦実行しちゃうセシィとマーニィもなんだかんだでエリィに甘々なのです。可愛い。

でも一番せこいのはローザくんですよね。

一番最後に最高の笑顔で「逃げるのは楽だけどさ、逃げない方が楽しいぜ」っていうんです。

本当にその通りで、実際逃げ出したい事っていっぱいあるし私も今まで幾度となく逃げた事はあるけれど、逃げ出さないで夢を追いかけてる今は最高に楽しい。もちろんその中で辛い事もいっぱいある。でもそれを乗り越えた先にきっと彼等のようなキラキラが待ってる。私は「アンプラネット」もその象徴の一つじゃないかなって思うんです。最初の単独公演は空席が目立っていて通路より後ろは埋まらない事が多々ありました。でも今回は初日平日にもかかわらず後ろまでお客さんで埋まっていてみんな笑顔で観劇していた。これは彼等がこの1年間沢山の場所でいろんな経験を積んで色んなキラキラを自分の中に溜めてその結果が今回の公演なんじゃないかって。そう思うんです。考えすぎですかね。でも私はこの想いを大切に彼等の一瞬一瞬の輝きをこれからも沢山見続けたいなって、ローザくんのこのたった一言で思いました。

加藤真央さんはなんでいっつも最後に美味しいとこ持っていくんですかね。カッコいいぜ。

 

お話の結末として最終的に無事ポムリア姉さんは宝石の中に戻るのですが、前作からも匂わせているポムリアの《会いたい人》を探すべくあんぷらちゃん達は、彼女に体を貸していたポミィのお仕事に同行する事となります。なんでもポムリアの会いたい人とポミィはなんだか近いものを感じるようで……。

前回公演もその辺凄いふわっとさせてわったのに今回も近付いたようでふわっとさせられてしまいました。でもポミィに近い人ってやっぱりチャックちゃんの誰かなのかもしれません。もしかしてミミタかな、なんて勝手な事を思いつつ、この終わらせ方はきっとまた続編があるぞと希望が見えた幸せな公演でした。

ちなみに新しいサティは、お話の中でラスボス感醸し出してた1000人に1人のアイドルの可能性を持ち出来レースで勝つように製作側に仕組まれてた白い羽をまとった彼でした。「(寄生する身体を)乗り替えたのか?!」とエリィに聞かれて「えっもしかして本当に僕だって気づいてなかったの?酷いよ、姉さんはすぐに気づいてくれていたのに」て返すサティ。最後の最後に何事もなかったかのようにサラッと説明挟んで来てやっぱりドルステとんでもないなって思いました。そういうところも大好きです。

 

ここからは待ちに待ったライブパート。今回は「銀河でドルフェス2017」と銘打たれたライブパート。

尾関陸さん演じるホセ・ライナスが前説を担当。いつもみたいに直接ステージに立つタイプではなく放送だったのがちょっぴり寂しかったのですがその声に従いペンライトとうちわの準備をせっせとする私達ビジュー。登場前から蒼ビジューな私はペンラを青にする。最高潮に楽しい。しかもホセさんありがたい事に応援練習をさせてくれる。そうだよね初めての人もいるだろうし私達ビジューも一年ぶりだもんね。優しすぎる。それにしてもホセさんテンション高いな。学園長以上なのでは?

そして彼等が出てきた瞬間思わず息を飲んでしまいました。衣装が、黒じゃ、ない。まっ白だしなんか見方によってはジャケットの裾部分がタキシードに見えなくもない。男前をさらに上げてくるの本当にやめてほしいです。その顔にその衣装はせこくないですか。

そんな私を置いてきぼりにして始まる一曲目は「get STAR」。これは彼等の代表曲で合いの手には彼等の名前が入るんです。全力でセシィの名前をコールする。コールされたら嬉しそうに口角があがるセシィめちゃくちゃ可愛くないですか。普段クールなのにその顔はギャップありすぎてダメです。それにしてもこの曲凄い一曲目に相応しいノリの曲なんで是非一度聞いて見て下さい。

https://youtu.be/Bv7fFDwoS9M

 

申し訳ない事に一度見ただけでは流石にセトリ覚える事が出来なかったのでここからはちょっと思い出したとこだけ。

やっぱり楽しみにしてた祐様の登場。ホセさんの紹介の元現れた銀色の見慣れた衣装に身を包みでてくるその姿は実に優雅で懐かしい。冷静に考えて私2年以上祐様に会ってなかった気がします。祐様が「ごきげんよう」って微笑む姿に幸せを感じながら「ごきげんようー!!」って返すアムール達。熱気が凄い。やっぱりレジェンドが来てしまうとまだまだ彼等は輝き始めたばかりなんだなって感じます。

「今日は私だけなんだ。ごめんね」っていう祐様に「とんでもないです!!」って返した前方席のアムールに「ありがとう」って返す祐様流石なんですけどホセさんもすかさず「そうですよね〜!!!なんてったってこの!祐様がいらしたんですもんね?!!?!」って返してくるあたりベストMC。ありがとうございます。ていうかホセさん私達よりテンション高いのでは?と思うほど祐様を熱く紹介していたので多分彼は赤アムールです。

祐様によると今ダンスと歌の勉強のため要様はフランスに、順様はドイツに留学中らしいです。本当にみんな勉強熱心ですぐ海外飛んじゃうから私たちは寂しいです絶対に帰って来てね!!

祐様は三日月の代表曲「好きさ君が好きさ」を歌ってくれる事に。「でもこの曲は1人じゃ歌えないんです。私のお友達をお呼びしてもよろしいでしょうか?」ここで「構いません!」と返すアムールは洗礼されたファンでした。圧巻。初日にお友達として呼ばれたのはエリィと作中に出てくるローザくんと元々グループを組んでたアビスくん(カラーは赤)。全部赤に染まる客席が綺麗な事。曲きっかけである祐様の「俺だけを見ていろ」の台詞でもう黄色い悲鳴が飛び交う。でもここで凄かったのはエリィ。前から思ってたんですけどエリィくん曲中って可愛いなんて言葉は似合わないぐらい男臭いんですよね。曲中の要様の台詞「愛してるよ」はエリィくんのパート。それを皮切りにエリィのファンサがすごい事になる。特に上手前方席。マイクスタンドを抱えてしゃがんで歌うパートではそこ一点を見つめて挑発的な顔で歌ってくるし投げキッスするしウインクする。いつの間にそんな子に育ったんですか?!私そんなエリィ知らない。あまりにもすごくてずっとその上手前方席嬉しいだろうなと思ってみてたんですけど、どうやら後から聞くとそこに居たのがフォロワーさんだったようで笑いました。赤リボンで青チャームだったフォロワーさんはまんまと紅ビジューに落ちてくれたのでエリィよくやったって気持ちです。エリィは出来る子。

間には、ストーリーパートで歌われたアイドル選手権の楽曲が歌われるので必見です。特に会場中から祐様と同じぐらい黄色い悲鳴が上がったポムリアとヴィーちゃんによる「W work」の楽曲は昭和アイドルを沸騰させる曲と衣装を存分に味わえるチャンスとだけお伝えしておきますね。多分可愛い以外の感想を見つけられなくなります。

前作で歌われた楽曲は全て歌っていたと思うんですけど、個人的にはラスト前にセシィのソロ曲「aurora」があったのはとっても嬉しかったです。初日は「get STAR」が終わってからそこまでセシィはバックダンサーでも登場しなかったので素敵な見せ場があってよかった。やっぱりセシィだけ諸事情で稽古時間短かったようだし仕方がないのかなと思いつつも最高のパフォーマンスをそこで見せつけられてやられたって感じでした。腰つきがしなやかで色気がふんだんに散りばめられた振り付けにもう釘付けで、バックダンサーにローザくんやポミィ、HEROさんなどダンスが飛び抜けて上手い人の中で一緒になってパフォーマンスしているのにセシィがそんなバックに劣ることなく魅せてくるものだからもう私は彼しか見えなくて。こんな事言ったら蒼ビジューじゃない方達には怒られるかもしれないですけど、その舞台上のスポット全てが彼の為に存在していて彼が輝く為だけに動いてるかのよう。そしてここのソロ曲になって私は初めて気づいたんですけど、確実にセシィくんの声が少し低めになっている。ついつい高くなっていた部分もナチュラルにさらりと安定感のあるその声で歌い切るセシィに気付いた瞬間凄い心臓がドキドキ言い始めちゃって私このまま死んじゃうのかと思いました。彼らを直接応援できない時間がもどかしかったのにみんなこんなに経験積まれて帰ってこられたら寧ろありがとうと拍手喝采贈りたくなります。幸せだよアンプラネット。

最後はお待ちかね客降り有りの「With you」。まだ初日なのもあってか目立ったファンサはなかったんですけど、エリィくんはしゃがんで目を合わせて歌っていたり、ポミィは自分の色を見つけると指差して手を振っていたり。ここの2人は本当に出来る子。セシィはもう満遍なく客席を眺めて微笑んでいるスタイルだったので、このライブパートの当面の私の目標はセシィにファンサを貰う事になりました。気持ち強く生きます。2日目のレポとかを少し拝見していると少しずつ彼等の目にわかるファンサが増えて来ているようなので週明けからが楽しみです。他のビジューのみなさんがファンサもらってクラクラになってるのを見るのもとても好きなのでみなさんに幸せが訪れるといいなって思います。

あと、今回前回公演よりもポミィ以外みんな髪が長くなっていて後ろに細かく編まれた三つ編みが2本あるですけど、彼等が横を走り去る度にそれが後ろでピョコピョコ跳ねているのも可愛いポイントなので同時に注目していただければ。黒いいつもの衣装も見たかったなと思いつつ、あの白い衣装になる事で「まっさらな気持ちで新たなスタート」っていう意味を勝手に深読みしたので納得しました。華やかな衣装で歌うと同じ曲でも雰囲気変わりますね。

 

初日のお見送りは「アンプラネット」全員。何言おうかなって色々考えていたのに、いざ彼等の姿を見ると言葉が出て来ず号泣してあんぷらちゃん達を驚かせてしまう始末。でも何か言わなきゃと思って「い、いちねんぶりに会えてほんとにうれしいです」とだけなんとか吐き出すと、セシィとポミィが2人で顔を見合わせて驚いた後こっちに向かって笑ってくれるしマーニィは「また会おうね」って言ってくれる。そしてエリィなんて「俺も嬉しいぜ!」って返してくれて、優しすぎる世界に思わず「地球に帰りたくない」って呟いてしまいました。サティが最初の方にいたのでちゃんと彼に伝わったかだけ伺えなくて残念です。今のサティも私の中ではちゃんと帰って来てくれたアンプラネットの1人だよ。

 

 

今回お話の時間軸がよくわからなくて。公式に《アンプラネットが舞台初挑戦》と銘打ってるしヴィーちゃんも掃除屋ヴィーとして流暢に喋っているので「CHaCK-UP」の時同様にドルステという世界の中で「アンプラネット」が主演の舞台という事なんだろうなって把握してたんですけど、「CHaCK-UP」の時に彼等の性格などを反映していなかった公演とは違って、結構「アンプラネット」の設定が今回のお話の中に組み込まれている。例えるなら「アンプラネット」はみんな海王星人だという大元の設定とか。

未だによくわかってないんですけど、これから通う数公演で腑に落ちる何かを見つけられたらいいなって思います。

でも「ドルステ、気になるけど良く分からない」「なんだか今から入りづらいな」って思ってる方にとってはとても分かりやすく楽しくドルステに入れるお話に仕上がってるように感じます。足を運ぶなら今です!

 

初日にも関わらずこんなに幸せな気持ちを彼等が与えてくれるなんて思わず、ついつい長々と書いてしまいました。千秋楽後に気持ちに余裕があれば、もう少し端的な記事をあげたいなって思います。読んでくださりありがとうございました。

アイドル「アンプラネット」による初の主演ミュージカルは6/18まで紀伊國屋ホールで上演中です。もし宜しければ是非キラキラを受け取りに来てください。

 

これからも彼等「アンプラネット」がたくさんの輝きを自分の中にみいだし、それを私達ビジューに与えてくれる。そんな輝きがとどまることを知らない眩しく素敵なアイドルであり続けていると信じています。アイドル最高!